2017-01-01から1年間の記事一覧
クレヨンしんちゃんを見ていたら、しんのすけたち園児組が、不良っぽい年上に絡まれるシーンが流れてきた。園児たちが冷や汗をかくなか、しんのすけが「ねえ、おにいさんたち…」と、オネエ口調の冗談でからかい、なんだこいつ、と逆に不良の方がどぎまぎする…
ジム・ジャームッシュによる、ある詩人の一週間を描いた作品。共に暮らす妻はチャーミングで、ブルドッグのマーヴィンは視界に入るだけで思わず微笑んでしまう愛らしさである。詩の素晴らしさ、最後の永瀬正敏のシーンのひどさ*1などいろいろと見所のある映…
有楽町で中学の同級生と飲んだ帰り、書店を探してあの辺りをふらふらと歩いていた。Googleによると、付近で21時以降も営業しているのは銀座の蔦屋書店だけとのことで、千代田区と中央区の境目はこの辺か?などと考えながら、まだまだ活気のある夜の街を通り…
休みの日に保坂和志のエッセイを読んでいたら、ギリシア悲劇、エウリピデスの話が出てきた。話題に上るのは『トロイアの女』なのだが、面白いのは、ギリシア軍に破壊し尽くされたトロイアの街で、トロイアの女王ヘカベがこんな台詞を吐くところだ。 「しかし…
6月〜7月上旬の、とりとめもない日記・雑記です。 <カメラを向けられる> 訓練されていない人間に、いざ撮影、とカメラを向けると、動きがぎこちなくなる、ただ歩くだけで不自然に見えてしまう、という図は簡単に想像がつく。今日、「そういう時は何かものを…
1991年の台湾映画。観てからひと晩経ちはしたものの、いまだに「すごいものを見た」という感覚が自分の中で反響している。まとまらない状態のまま書いていく。 ===== この映画にはまず、中国(親)から分かれた台湾(子供)という図*1がある。そしてそれは…